精神病院閉鎖病棟入院体験記

ごく普通のサラリーマンが、閉鎖病棟に入院させられた体験記
精神科の入院形態

強制入院という言葉は精神科の入院にはない

今回は、「医療保護入院」という形態での入院となった。
家族がや保護者が同意した形での入院。

筆者も一応同意していたけど、患者の同意がなくても入院させることができるようだ。

となると、
「強制入院」
という感じがしなくもないが、
強制という言葉わ使われない。
あくまでも、
「誰かの同意を得た上での入院」
となる。

精神科の入院の種類

大雑把に分けて、精神科での入院の形態は以下の3種類がある。
上に書いたように、オフィシャルでは「強制入院」という言葉はない。

医療保護入院

保護者(家族とか)の同意のもと、入院する形態。
出入りの自由が制限される閉鎖病棟に隔離される場合が多い。
暴れる人とか、無理矢理連れてこられた人が入ることが多いかな。

精神障害者で、医療及び保護のために入院を要すると精神保健指定医によって診断された場合、精神科病院の管理者は本人の同意がなくても、保護者または扶養義務者の同意により、精神科病院に入院させることができる制度。

「医療保護入院」がされていないと隔離室へ入れたりすることができないので、事実上の強制入院に限りなく近い。
しかも、自分が退院したいと言っても、家族の同意がなければ退院できない。

任意入院

本人の意思で入院する形態。
建前上は、
「入院したいと言いえば入院できる」
出入り可能な、開放病棟に入院するケースが多い。

「病状回復のために精神科病院に入院したい」
という人は、任意入院に該当するけど、開放病棟でのいい話はあまり聞かない。

措置入院

入院させないと、悪いことをしそうなヤバイレベルの時に利用される形態。
これが一番強制入院っぽい。

自分自身または、他人を害するおそれがあると2名の精神保健指定医の診察が一致した場合に、首長などが精神科病院に入院させる制度。

とのことだけど、措置入院というのはあまりいないらしい。

この3種の形態についてはあまり知られていない。
特に措置入院について勘違いしている人が多い。

知人が医者をやってるけどこの3つの区別を知らなかった。

「試験終わったら忘れた」
とのこと(笑)


だから、ふつうの人が強制入院という言葉を使ってしまうのはやむを得ないのかもしれない。

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