精神病院閉鎖病棟入院体験記

ごく普通のサラリーマンが、閉鎖病棟に入院させられた体験記
精神科病院への強引な紹介

ついに精神病院へ

狂った翌週、家族と一緒に心療内科へ行くと、
主治医から、
「入院ですね。紹介状書きますから、今からそっちへ行ってください」
と冷たい言葉が告げられた。
診察は全くなし。
家族からの事前の相談があったのみだった。

もちろん猛抗議。
だけど、医師はまったく聴く耳なし。
「あなたのような頭がオカシイ人の相手なんかしないよ~ん」
って感じの表情がアリアリだった。

で、精神科病院のあるところなんだけど、地図で教えてもらった限りではものすごく山奥。
人も住んでいなさそうだし、いかにも不気味だというのが行かなくてもわかる、そんなことが地図からも伺うことができた。

実際行ってみたら、逃げる気も失せるような田舎の山奥に精神科病院はあった。
精神病院の実態を見せつけられたような気分だ。

 

精神科病院での診察

家族に病院に連れて行かれ、しばし待たされた。

ドキドキの診察。
このときは猛抗議したことも忘れ、この後どうなるんだろう、まさか自分が精神病院なんて…という気分だった。

診察は、夜間外来の妙にキップのいい40代の医師。
30分ぐらい診察を受けた。

診察では、
小学校時代から今までのことを30分ぐらい聞かれた。

高校時代に喧嘩をしたことはあるかなども聞かれたが、それと病気は関係あるのだろうか。

診察の結果、とんでもないことはしないだろうという結果になった。正直、「あれ?」という気分だった。
なら
「入院しなくてもいいのでは?」
と思ったのだが、やはり入院だ。

保護入院にあたって、患者な人権についての話を聞く。
人権上問題があれば、相談機関があるなど法律的なことの説明を受ける。
「閉鎖病棟に閉じ込められるけど、虐待や差別があったりした場合はなんとかかんとか」
というような感じだった。
最後に、家族が医療保護入院のサイン。

医療保護入院には、家族の同意が必要となる。

「あなたの場合は医療保護入院じゃなくてもいいかもしれないが、一応家族の同意を得て、こういう形にしておく」
と言われた。
素直に同意したけど、よく考えたら、これは閉鎖病棟に入れるための巧みな作戦だったのかもしれない。

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閉鎖病棟入院体験記

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