薬の過剰処方というのが話題になっている。
精神科で処方される薬には、抗不安薬や睡眠薬など何種類かの薬があるが、区別がよくわかってないので全部抗精神薬と呼ぶことにする。
最近、問題になっているのが精神科での薬の過剰処方。
「3種類以上の薬を処方されることも稀ではない」
これが問題になっている。
だがちょっと待ってほしい。
精神科の閉鎖病棟に入院したことがあるほどの人ならばほとんどが3種類以上の薬を処方されているのではないだろうか。
例えば、エビリファイとデプロメール、ソラナックスで3種類に達してしまう。
薬の多剤大量処方の原因
精神科における多剤大量処方の原因としてまず挙げられるのが、処方すればするほど病院の収入が増えるとか製薬メーカーからのバックが増えるという話。
本当の話か噂なのかわからないけど、広く囁かれていることだ。
広く囁かれているのでここではあまり書かない。
なので、自分が見聞きした話についてまとめることにする。
医者が怖くなってやめられない
「この薬も効かない」
「あの薬も効かない」
となると、医者は仕方なく薬を増やすことになる。
結果、どの薬が効いているのかわからなくなり、
「減らそうにも怖くて減らしようがなくなってしまう」
という事があったのを聞いた。
あまりにも処方する薬の種類が多くなったら、一度整理して症状に問題がないかを試したりすることもあるそうだ。
まるで部屋を散らかして掃除するような発想だ。
患者の求めに応じて薬を処方する
閉鎖病棟に入院したレベルの人なら、
「自分で薬をコントロールする」
ということをわかっているという場合も多いのではなかろうか。
- 調子が悪いのでデパスを増やしてほしい
- セロクエルがないと不安な感じ
- 眠れないのでロヒプノールを増やしてほしい
こんなことは往々にしてあると思う。
「患者の言うことを聞かないと暴れるから」
とまでは言わないけど、精神科ではトラブルが多いので、言われるがままに処方している医師も多いと思う。
つまり、
「薬を飲んで患者が安心するなら、プラセボ効果もあるので処方しないよりはマシ」
まあ、わからなくもないけど…。
なんだかなぁ。